吉野リョータのコラム

不登校や引きこもりで悩んでいる方へ

アダルトチルドレンが引き起こしやすい問題③引きこもり・不登校

アダルトチルドレン克服カウンセリング【京都 心の相談室】の吉野です。

 

アダルトチルドレンの問題の中で多くご相談を受けるのが【引きこもり】【不登校】について。

 

アダルトチルドレンカウンセリングを受けに京都のカウンセリングルームに来られる方の約半数弱が「引きこもり」または「不登校」に悩まれていた過去をお持ちだったり、または今も悩まれています。

このページでは、ある日突然問題が起こって、ご本人だけでなく家族の方も巻き込まれがちな【引きこもり】【不登校】の問題についてお話します。

引きこもり・不登校が起こったとき、家族にできることは?

アダルトチルドレンカウンセリングを行っていて感じるのは、「不登校や引きこもりになってしまうのは、ご本人だけの問題ではない」ということです。

詳しくは後半で述べますが、不登校や引きこもりになってしまう理由は、大きく分けて2つある、と考えています。
この2つの問題に、偏見や色眼鏡を掛けずに家族全員で向き合っていくことで、引きこもりや不登校の問題は早期解決が可能です。

逆に言うと、片方の問題だけで済ませてしまったり、引きこもってしまっている方の本当の声を受け止めようとしないかぎり問題は長期化する恐れがあります。

引きこもり・不登校が起こったときに家族にできることは「引きこもりや不登校が起こった家族を新しい視点と覚悟で受け入れ、問題に向き合うと決意する」こと。この1点しかありません。

具体的にはのちほど述べますが、その前に「不登校・引きこもりが起こったときにやってはいけないこと」についてお伝えします。

引きこもり・不登校が起こったとき、家族がやってはいけないことは?

ご家族の誰かが引きこもりや不登校になってしまったとき、アダルトチルドレンカウンセリング京都では、ご家族の方に下記の3点をできるだけ行わないよう注意するようお伝えしています。

引きこもった人に家族がやってはいけないこと① 叱る・責める

引きこもりや不登校になってしまった方は、学校や会社に行きたくない訳ではありません。
行きたいのに身体が動かない(拒否反応を示してしまう)のです。

行かなきゃならないのを一番わかっているのは本人です。
長期間行かないでいると遅れを取ってしまい、ますます行きにくくなることなど、誰よりもわかっているのです。

でも周囲は行きたいのに身体が動かない家族に対して、叱ってみせたり説教しがち。
本人はわかっているのにどうしようもないのに…です。

だから「もういい」「誰もわかってくれない」と言って部屋に篭ってしまい、出てこようとしなくなります。
引きこもってしまって学校や会社に行けなくなった家族にやってはいけないことのはじめは「叱る・責める・説教する」です。

引きこもった人に家族がやってはいけないこと② 質問責め

引き篭ってしまった人に家族がやってはいけないことの2つめは「質問責め」です。

「何があったの?」
「なんで行かないの?」
「明日は行くの?週明けには行けるの?」

こういう質問をされても、本人も何があったのかわからないし、なんで行けないのか?いつ行けるようになるかもわからない。
わからないことを毎日、顔を合わせる度に聞かれて、どんどん罪悪感と孤立感が高まってしまう。

引きこもりや不登校になってしまった人は、答えられない質問にものすごいストレスを感じている、ということを受け止めてあげてください。

引きこもった人に家族がやってはいけないこと③ 取り乱す・騒ぐ

取り乱す・騒ぐ、というのも引きこもってしまった本人にとってはストレスが大きくなります。

親や家族が取り乱したり騒いだりしても、何も解決しません。
中には泣き続ける姿を引きこもっている家族に見せて、余計に罪悪感を背負わせてしまう、という場合だって少なくないのです。

引きこもった家族に対して取り乱したり騒いだりするのは、極力避けてあげてください。

引きこもった人に家族がやってはいけないこと④ 他者のせいにする

不登校や引きこもりをきっかけに、家族が揉めてしまう場合も少なくありません。

「オマエの育て方が悪かった」
「あなたがほったらかしにしたから」
「ばあちゃんが甘やかし過ぎたせいだ」

こんなことを言って誰かのせいにしていても、問題は解決しません。
このような揉め事があると、引きこもっている本人はますます心を閉ざしてしまいます。

引きこもりや不登校が顕在化した家庭は、全員何かの問題を背負っています。
自分自身も含めた反省や改善の気持ちを一刻も早く具現化できた家庭から問題解決は始まっていくのです。

また、家族のせいにはしないけれど

「先生の教え方が悪かった」
「会社の方針が子供にあわなかった」
「イジメや村八分扱い、パワハラやセクハラがあったから」

と、問題を外部の要因のみだ、と考えてしまう方もおられますが、本当にそれだけが原因だとしたら、問題は長期化しません。
ともあれ、引きこもりや不登校の問題は「自分にも改善すべき点がなかったか」を確認する良い機会だ、と捉える姿勢こそが大切だと言えます。

引きこもった人に家族がやってはいけないこと⑤ 腫れ物にさわるように扱う

引きこもった人にやってはいけないことの5つめは「腫れ物に触るように扱う」こと。

はれものを扱うようにやさしい口調で
「しんどいのはわかるけど、父さんは学校には行って欲しいなぁ」と言ってみたり(①)
「何があったの?お母さんにだけは教えて?」と質問攻めにしたり(②)
必要以上に大騒ぎして騒いだり(③)
暗いムードやケンカが絶えない家庭になってしまったり(④)
してしまう場合も少なくありません。

全部乗せられた当の本人はたまりません。
すべてのコミュニケーションを断って、ますますひとりになる可能性も。

引きこもりや不登校になってしまった人からすると、腫れ物にさわるような態度を目にすることで、自分に向き合ってくれてる、というよりも「どうにかして行かそうとしている」としか思えない態度にますます苦悩し、混乱の度を高めていってしまうのです。

引きこもり・不登校はなぜ起きるのか?

ひきこもり・不登校が発生する2つの理由

アダルトチルドレン克服カウンセリング京都にご相談に来られる方に見られる共通の特徴として、引きこもりや不登校になる方には2つの理由があることがわかってきました。「引きこもりや不登校の方に共通している2つの理由」とは

  1. ①ひきこもりが起こるきっかけがあった
  2. ②ひきこもりから抜け出しにくい土壌があった

の2つなのです。

そして、問題が長期化してしまう場合、多くの方が①の「ひきこもりが起こるきっかけ」に原因を探し求めすぎてしまうため、問題解決のために不可欠な「②土壌の改善」を行わずに問題が悪化&長期化してしまいがちなのです。
下記でさらに詳しく説明します。

ひきこもり・不登校が起こる理由①引きこもりが起こるきっかけがあった

イジメやパワハラ、セクハラ、差別的な扱いや村八分的な行為を受けた、受験や就職に失敗した、失恋や事故等のできごとがきっかけとなって、引きこもりになってしまう場合は少なくありません。

ただ、問題が上記の理由だけ(①のみ)だった場合、多少の時間は掛かったとしても、本人が新しいアイデンティティを確立し、傷が癒えていくことで、いずれ立ち上がることは難しいことではありません。
問題は、問題長期化の温床となる可能性がある②番目の理由なのです。

ひきこもり・不登校が起こる理由②引きこもりが長引く土壌がある

引きこもりが長引く土壌…とは?

「自分の気持ちを無視して、他人の期待だけを受け入れようとした状態」です。

親が期待した学校や会社の合格を要求され、自分の気持ちを我慢して頑張り続けていたり、そもそも言いたいことも言わせてもらえないまま成長するような経験をしてきたり…。

つまり、アダルトチルドレンの問題でもいつもお伝えしてきた「自分のままでは愛されない状態で育った背景(土壌)」こそが、ひきこもりや不登校が長期化する土壌となってしまっているのです。

引きこもり・不登校を経験した方にみられる、他者(主に親)から受けたコントロールの例

アダルトチルドレン克服カウンセリングを受けるために京都のカウンセリングルームに来られる方から実際にご相談を受けた例としていくつか紹介します。
ひきこもり・不登校が長期化することになってしまった、親から受けたコントロールの例です。

  • 親が指定した学校や会社以外は選べる余地がなかった
  • 自分のやりたいことや夢を否定された。言えるような雰囲気じゃなかった
  • 常に100点満点を取ることを要求された。できないと愛してもらえなかった
  • 親の価値観だけを受け入れさせられた
  • 仕事や収入で人を区別し「ああいう大人にだけはなるな」と言い続けられた
  • 政治家や芸能人のスキャンダルが出る度に「政治家は汚い」「芸能人は裏でひどいことをやっている」とすべてをまとめて悪く言う
  • 落ち込んでいるときに「そんなくだらないことで」と言われた
  • 「◯◯みたいにならないで」と言われることが多かった
  • 今まで全部親がやってくれていた(させてもらえなかった)のに、ある年齢を境に「これくらいやってちょうだい。もう大人なんだから」と言われた

このような経験をしてきた方が、何かの挫折をきっかけに、引きこもりや不登校の問題を長期化させてしまっている事例が後を絶たないのです。

家族は挫折のきっかけとなった出来事しか見ようとせずに、ずっとコントロールしてきたことについてなかなか目を向けようとしません。でも、その「過度の期待とコントロール」に気付き、改善を試みることこそが問題の解決を早めます。

自分の考えや思いを聴いてもらえず、言われた通りにやってみて挫折したときに、どうやって立ち上がればいいかわからなくなった、というのが、引きこもりや不登校の問題を抱える方に多く共通している背景です。

コントロールを解放することで、引きこもりや不登校は解決する

もちろん人によって、時間が掛かる場合もありますが、多くの場合、第三者からのコントロールを跳ね返して、自分自身の価値観を認め直していったときから問題が解決し始めていきます。

コントロールに耐えかねて心が折れてしまった土壌に気付き、向き合い、家族全員が力を合わせて問題解決に向かう意思を持った段階で(早ければその瞬間に)問題は解決していくのです。

コントロールというと聞こえは悪いかも知れませんが、とは言えこれも我が子を愛するがゆえ、というのは私も親の立場としてとても良くわかります。ですが、自分の期待のために、子供にストレスを与え、何らかのガマンをさせてしまっていた事実があるとするならば、その事実を受け入れ、改善していくことが問題解決を早める結果につながっていきます。

不登校や引きこもりや、家族関係修復のための【合図】です

もしご家族の中に、引きこもりや不登校などの問題を抱えている方がおられたり、うつやリスカ、OD等を繰り返してしまう方がおられたら。

今こそ家族関係修復のスタートの合図だ、と考えて見て欲しいのです。

アダルトチルドレン克服カウンセリング京都では、アダルトチルドレンが原因となって起こってしまう問題に日々向き合っています。

もし合図の号砲が聞こえたら。問題が長期化する前に一刻も早く、AC克服カウンセラーまでお話をお聞かせください。共に問題解決を行っていきましょう。

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